FXのボラティリティとは何か?
FXを始めてみると「この通貨ペアはボラが高い」というような言葉を聞くことがある。
ボラとはボラティリティのこと。
じゃあ、ボラティリティって何だ?
ボラティリティ(俗に「ボラ」と呼ばれる)とは通貨ペアの値動きの大きさのことをいい、また、FXに限らずボラティリティという言葉は、株を含めた投資全般で使われます。
ただ、ボラティリティは2つの問題点がある。
うーん。わかるようで、わからないような。
結局、FXトレードでどのように活用するのか?
とか今は思うかもしれないが、とりあえず「そういうこと」と思っておいてください。
とにもかくにも、ボラティリティを理解できれば以下のようなメリットもある。
- どの通貨ペアをトレードするかを決められる
- 利益確定をする価格、損切する価格それぞれをどうするか⇒取引する時間軸を決められる
- どれくらいのロットをエントリーするかを決めらる
FX初心者にとって、やりがちな失敗はどの通貨ペアを取引するかに迷った挙句、マイナー通貨ペアに手を出してしまうことです。
なにもマイナー通貨ペアの取引がダメということではなく、なんとなく儲かりそうだからという感覚だけで取引をしてしまい、自分の取引ルールがないのでどんどん損失を出してしまうことがダメなのです。
これらの失敗も、ボラティリティを理解すれば未然に防ぐことができたりする。
ボラティリティをザックリ理解するとしたら
ボラティリティは通貨ペアの値動きの幅のことです。
一定期間におけるボラティリティを知れば、ここまでは損失は膨らまないだろうという想定ができるし、一方で、このくらいの利益が出たら確定したほうがよさそうだという予想もたてやすくなる。
例えば、ボラティリティが低いということは、値動きの幅が小さいので仮に損をしてもリスクは低く済むという考えもできる。
一般的にはマイナーな投資対象ほどボラティリティが高く、メジャーな投資対象ほどボラティリティが低い傾向にある。
この理由は、「マイナーである=取引をしている人の数が少ない」⇒少しの売り買いが価格に大きな影響を及ぼしやすいからだ。
マイナー通貨などは流通量が少ないというリスクも初心者は頭に入れておく必要がある。
流通量が少ないということは、売りたいときに売れない、買いたいときに買えないというリスクが伴うのです。
リーマンショックでマイナー通貨であるトルコリラが大暴落したときに大損した人が続出した理由も、通貨量が少ないことが原因でした。
トルコリラの売り注文が殺到したが、そもそも流通量が少なかったことからなかなか約定できないという事態が発生して涙を呑むしかなかったようです。
一方、マイナー通貨はボラティリティが高いことから、短時間で大儲けできるチャンスは大きい(大損するリスクも等しく大きい)。
事実、マイナー通貨のFXで大儲けしている人はいる。
しかし、全てのFX会社で全てのマイナー通貨を扱っているわけではないので、マイナー通貨FXに興味があって挑戦してみたい人は通貨数が多いFX会社を選ぶ必要がある。
なお、ヒロセ通商やJFXはすべてのFX会社の中でも通貨数が最も多い。
各通貨ペアごとのボラティリティ表が掲載されているので参考にしやすい。
初心者が取引においてボラティリティを意識するべきこととは
ボラティリティについて知れば気付くことはないでしょうか?
それは、FXはある程度長い時間軸での取引の方が勝ちやすいということです。
短い時間軸での取引ほどボラティリティの変化もあるため、FXを専業にする人たちがやっているスキャルピングやデイトレードを真似ることは避けた方がよい。
スキャルピングとは、保有期間が数分から1時間以内くらいのトレード
初心者ほど、早く稼ぎたいという焦りがあるため、短時間に何回も取引をしてしまいがちですが、そうやってみんな資金を溶かしてしまう。。。。
ボラティリティからわかることは1つ。
FXで一番勝ちやすい時間軸は2~3か月くらいホールドすることを想定した取引だということです。
そんなに長期間保有するの!?
なかなか儲からないじゃないか!と思うかもしれませんが、本業があって、合間にしか取引できないサラリーマンが確実に資金を増やすためには、長期トレードが絶対におススメです。
短時間に簡単に儲かる=リスクもそれだけデカい
と理解しておかないといけません。